【小説】星の数ほどの明日を.2
pixivにて投稿しております文を一部公開します。
昨日セットしておいたアラームのおかげで、時間ぴったりに、目が覚めてしまった私は、早速出かける準備を始めた。
とはいっても、行き先は、階段を下りた先のレストランだ。この世界では、実際に着替えたりするわけではなく、ウィンドウを操作するだけなので、数分で準備は完了した。そのまま部屋を出て、「彼」との持ち合わせ場所へ向かう。
私は、ひょんなことから 彼 ━━━ タクトとコンビを組むことなり、今日はその一日目だった。
心なしか、いつもより足取りが弾む。もしかすると、狩りを楽しみにしているのは初めてかもしれない。いや、間違えなく初めてだろう。これまでの狩りは、あくまでもレベリングの為であり、「楽しみ」だなんて感情を持ったことは、一度として無かったはずだ。
それなら、こんなにもワクワクしているのはなぜなのだろう?これまでと変わったことといえば、 "一人" が "二人" になったことだろうか。
興味を持ってくださった方は是非読んで見てください!
星の数ほどの明日を.2
【告知】星の数ほどの明日を.番外編
一様SAOの番外編書く予定です。いつもはDreamさんが本編を執筆してくれていますが、番外編はkanoがやらせていただきます。
あと、いつになるかわかりません。気長に待っていただけると嬉しいです。
本編とはあまりつながりはりありません。
設定資料を載せときまーす。雑&下手ですが…
春カラー》ステラ
黒髪》フィオ
飲食店 ”OASHISU” の制服
【詳細】星の数ほどの明日を
更新は月に1回の定期で、第四日曜日に更新予定です。あくまで予定なので延期する恐れもあります。
Attention‼︎
・SAOの二次創作です。
・完全オリジナルストーリーです。
・基本オリキャラですが、原作に登場したことのあるキャラクターも登場します。
(その場合、口調やキャラなどに異なる点があるかもしれません。)
・ゲーム内でのシステムに関しては原作に合わせていますが、異なる点があるかもしれません。
至らぬところもあるかとは思いますが、少しでも多くの方々に楽しんでもらえるよう執筆していくので、どうぞよろしくお願いします。
作:Dream、kano
【小説】星の数ほどの明日を.1
pixivにて投稿しております文を一部公開します。
私にとって、これまでの人生で一番幸せだったのはあのとき、君と出会えたことだろう。君は私に、たくさんのものを与えてくれた。それら全ては私の宝物で、ずっと心の中に生き続けている。
ならば、私にとって一番不幸だったのは、あの冬の日だろう。それ以上先の『君』を私は知らないのだから。
*
アインクラッド第一層
私、クロエは、今日の狩りを終え、近くの街にある、建物に足を運んだ。ちょうどそこから五人くらいの集団が「うまかっあなぁー。」「お前食べ過ぎだろ!」などと笑顔で会話をしながら出てくるところだった。彼らの横を通り過ぎて、店の中に入ると、左側にはいくつかのテーブル席が見える。さっきの五人組の会話からもわかるように、ここはレストランだ。しかし、私の目的は食事をすることではない。そのまま、奥にある階段に向かう。階段の前には一人のNPCが立っていた。私は迷わず話しかけ、手早く宿泊の準備を整える。そう、レストランになっているのは一階だけで、二階は宿屋として利用できるのだ。下層ではこんなふうに飲食店と宿屋が1つになっている店も少なくない。しかし、看板がたっているわけでもないので、実際のところ二階の存在に気づいているプレイヤーはあまりいないだろう。まぁそれはあくまでも、私を含む特定のプレイヤー以外はの話だが。疲れ切った体を動かし私は目の前の階段を上がろうとする。そのときだった。
「ねぇっ!…君はどうして街を出たの?」
いきなり後ろから人の声が聞こえ、思わず振り返る。そこには私と同じくらいの歳の少年が立って真っ直ぐな目でこちらを見ていた。少し赤みがかった茶髪は、くせっ毛なのか、ところどころ跳ねている。それに、大きく丸い瞳が合わさってどこか人懐っこい犬のようなイメージを私に与えてきた。一体どこから?と思い記憶をたどる。入り口からここに来る途中に見たような気もするが、注意して見ていたわけでもないので、確信は持てない。それはそうと、彼の言う「街」とは「はじまりの街」のことだろう。突然の質問に驚きつつも、私は冷静に判断し少年に言葉を返す。
「どうせ…百層到達なんて不可能。このゲームはクリアできないように設定されているようなものです。いつ次の層にいけるかも分からない状況で、何もせず死を待つなんて私にはできません。別に自分でゲームクリアしようと思っているわけじゃないけど…でも…どうせ死ぬなら少しでも、ゲームクリアのために頑張ったって思えるようにしたいんです。」
興味を持ってくださった方は是非読んで見てください!
星の数ほどの明日を
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